住宅設計・プラン

「HUNDRED CIRCUS」-新宿百人町の百色

アセットマネジメント事業という言葉を最近よく聞きます。私は漠然と証券系のイメージを持っていましたが、実際は「眠っている土地や建物にデザインという新しい息吹を吹き込んで、新たな価値を創造する事業」、だそうです。リノベーションやコンバージョンと近いところもあると受け取って良さそうです。それをまとめて証券化するということでしょう。

 

そして今回取り上げたいのは、アセットマネジメント事業を扱うリプラスの手掛ける、「HUNDRED CIRCUS」プロジェクトです。今年3月にオープンしているので、知っている方も多いかと思います。東京・大久保(新宿区百人町)の旧ホテル海洋をコンバージョンしたビルで、イーストタワーとウエストタワー、2つの高層ビル内に、サービスアパートメント、オフィス、飲食店、各種ショップなど、都市生活を過ごすための多彩な施設が集結しています。総事業費は約170億円。全体内装計画をスウェーデンのデザインユニットCKR、居室の内装デザインを建築家の永山祐子、山口誠ほかが担当しました。

 

この施設の中でも注目したいのが、次世代サービスアパートメント「Fraser Place howff Shinjuku」。これは一流ホテルと同等のサービスを受けられるサービスアパートメントで、フル完備キッチン、ホームシアターサウンドシステム、全自動洗濯乾燥機などを備えた客室を持ち、月払いの賃料となっています。

 

中長期滞在向けの、まさにホテルとアパートの中間に位置する高級志向なサービスアパートメントです。外観はマンションのようですが、力を入れた内装はやはり個性的で素敵な空間になっています。一部屋一部屋にちょっとしたテーマがあるようで、公式HPではその間取りと内装を閲覧することができます。どの部屋もかなりこだわってデザインされているのがわかり、お洒落で充実した滞在ができるだろう事が想像できます。高級志向と謳うだけあって、やはり気軽な家賃ではありませんが・・・。

 

サービスオフィスの方も、オフィスにするには勿体ないような、楽しげで少しの毒がある不思議なインテリアです。

 

ちなみに「HUNDRED CIRCUS」という名称は「百人町」に由来しているそうです。ネーミングもそうですが、このプロジェクトは企画者やデザイナーたちの夢が詰まった建築のような気がします。とっても幸せそうな仕事ですよね。

 

(f-a)

 

※上記の内容は、掲載(08/8/26)時の情報を基に作成しております。

  記載内容が変更となっている可能性がございます。


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