住宅性能

現代の住宅も通風を旨とすべし

北京オリンピック開会式場「鳥の巣」で当日に気分を悪くした人たちが一部出た問題がありました。当日の蒸し暑い天候が引き起こしたものであり、スタジアムの通風設計に問題はないとの見解が9日の記者会見で明らかとなりました。

そこで今回は住まいの「通風」のポイントをまとめてみます。
■現代住宅における換気・通風の効用
1.住宅の健康を守る
住まいの敵である結露を防ぎ、ダニ・カビの発生を防ぐ
・居室の常時通風
・納戸や押入れなど収納場所の常時通風
・屋根裏部屋や床下などの必要量の通風
2.自然の涼を楽しむ

●ダニの繁殖条件[室温20~30℃、相対湿度60%以上]
梅雨の時期はどうしてもダニの繁殖条件が整ってしまいます。ちなみにダニが不衛生な場所を好むのは、食物のクズや人間のアカ、フケなどをエサにしているからです。

●カビの発生条件[室温20℃前後、湿度80%以上(最も発生しやすい条件)]
カビの胞子は空気中を浮遊し、温度・水分・栄養の3条件がそろえば発生します。有機化合物、炭水化物、脂肪類、無機物などを栄養としています。

■効率のよい通風のための基本
住宅では、空調や換気扇に頼る前に、自然の風を上手に取り入れることが基本です。しかし、大きな窓があっても、風が吹かなければ空気は動きません。自然の風を効率よく取り入れるために、風の入口と出口をきちんとつくることが大切です。
対面している窓や通気口を開けて、風の通り道(出入り)を確保しましょう。
また、外壁面側にある家具の裏側などは、外壁の温度が下がりますから結露しやすくなりますので、多少隙間を開けておくことをおすすめします。

気密性の高い現代の住宅に換気はとても大切です。24時間換気の設備は標準でついていなければなりませんが、逆に窓が開けっ放しだと、機器としての空気の出入りができず、空気は動きません。どこか、機器の近くの窓が開いているとショートサーキットしてしまうからです。
春、秋の中間期では逆に、毎日の生活の中でこまめに窓を開けて、新鮮な空気を取り入れることを心掛けましょう。
換気や風通しを十分に行い、こまめに掃除をすることが、ダニやカビを防ぐ最善策です。風がどこから入ってどこへ抜けていくかをイメージしてみるといいでしょう。

 

(shim)

 

※上記の内容は、掲載(08/8/22)時の情報を基に作成しております。

  記載内容が変更となっている可能性がございます。


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