住まいを考える ~J.H.モーガン 山手111番館~
以前、藤沢市にある旧J.H.モーガン邸が火災に遭いました。
建築物は昭和初期のもので、
保存活動も行われていたのに大変残念です・・・
『山手111番館』は、大正15年にJ.E.ラフィンの住宅として建設されました。

あちらこちらに、シンメトリーな面を持つ、スパニッシュスタイル。
シンメトリーの美しさを見直させられました。

ホールのすぐ裏にある、
ダイニングルームには、暖炉が配置されており、
それは、ホールの暖炉と背中合わせになっています。
客人のお出迎えと団欒の場に併せ持つ暖炉。
モーガンのやさしい気配りが伺えます。

こちらは、オーダーキッチンとカップボード、。
いついっても驚かされるのは、キッチンの収納機能です。
コンロ周りに、スパイス棚を設けてあったり、
吊り戸が使いやすい、引き戸仕様になっていたり。
大正時代のキッチンとは想像出来ません。
また、シンク前には美しい景色が望める様に、大きい窓があります。
ここもまた、狭いキッチンでも、気持ちよく作業が出来るようにと、
モーガンの使う方への配慮が覗えます。

キッチンとダイニングルームの間に位置する配膳室。
現在のキッチンメーカーのショールームでも見る事が出来そうな、
対面式のカウンター付きカップボードが壁一面取付けられています。
ここまでされると脱帽です。

この山手111番館は、素晴らしいデザイン性だけでなく、
人が住まう『住宅』と言う機能性プラス、
快適性までも充分に配慮されたており、
設計者のお人柄までも伝わって来る建物でした。
(RIS)
※上記の内容は、掲載(09/2/15)時の情報を基に作成しております。
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