エコ(ECO)

エコで涼しい家:エコ

■鎌倉時代の夏

徒然草の中で「夏をもって旨とすべし」と書いたのは、鎌倉時代に生きた吉田兼好。この言葉からもおわかりの通り、日本の住宅は四季の中でも昔から夏の暑さを考慮して造られています。夏に帰省した田舎の家や古い歴史的建造物を訪れると、天井が高く障子や襖、格子などが効果的に使われ、真夏でもヒンヤリ涼しかったという経験があるのではないでしょうか。

このように日本の家は昔から風通しを良くする工夫が各所に盛り込まれていたのですが、現代の私たちがこうした「吉田兼好の家」を建てるのは難しくなっているのが現実です。限られた敷地や厳しい法規制のなかで古民家のように天井を高くとることは難しく、また障子戸の窓では防犯やプライバシーの点から現代のライフスタイルには合いません。

特に都市部の住宅では、隣に民家が迫るなかでのプライバシーの問題、道路の騒音や排気ガスなど、窓を開け放して風を通したいという気持ちがあっても、どうしても締め切った暮らしを余儀なくされてしまいます。

また、エアコンを使用するのが当り前の都市生活では、中途半端ではなく、断熱気密の性能をしっかり保ち、エアコンで作った温冷風をロスなく使用する方が現実的なのかも知れません。

都会の狭小住宅などでは、3階建てが多いのですが、要注意です。小屋裏の断熱をしっかりしておかないと、3階は暑くて夏の寝室には使えないといったことになってしまいます。断熱材は比較的安い建築資材ですから、最初から断熱材の厚さ、性能の高いものを選ぶようにしましょう。

 

(shim)

 

※上記の内容は、掲載(08/8/22)時の情報を基に作成しております。

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